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学匪討伐論補足(1)学匪に指揮される日教組 ~反戦反共四十年 渡辺銕蔵~

 学匪討伐論の補足をする。内容にはただただ驚くのみである。
<以下引用>
 占領軍の性急にして無鉄砲な教育制度の改革よりも、もっと深刻に日本に禍したものはこの教員組合の赤化である。東宝の日映演組合の所謂生産会議に産別組合代表が列席してをる席上で、日映演の指導者が全国六百万の教員と小学生を組織化すると呼号してをったが、彼等の目標は着々として進行した。産別の各組合は東宝争議による激動の後、一時共産党の支配力が減縮したように見えたが、教員組合に関する限り共産党の浸潤は益々甚しくなったようである。
 天皇を侮辱する教員組合の代表、国歌を非難し、小学生の之を歌ふことを阻止する教員、共産国を推賞する教員がラジオや新聞を賑はすようになった。教員組合の顧問或ひは講師と称せられて之を指導する者は殆んど皆、嘗ては大東亜戦争を推進し、戦争を賛美し、天皇親政を唱へ、或ひは天皇の世界征覇を唱導し、日米戦争を煽動した前科者であるが、それが現在は挙って天皇制を批謗し、軍備反対、憲法改正反対を唱へ、反国家的、親共的言動の中心となって教員組合を指導して言論機関の寵児となってをる。私は彼等を学匪と称してをるが、教員組合はこの憎むべき清水幾太郎以下の学匪共に指揮されてをるのである。
<引用終わり>
 昔、山本七平が日中戦争時に聖戦完遂を叫んだ人たちと、戦後に軍国主義反対等を唱えた人たちの口ぶりが良く似ていることを指摘していた。確か、そのような人たちを「勝ち馬に乗る」ような表現をしていた記憶がある。
<以下引用>
 教科書問題が国会や新聞紙上を賑はしたが、教科書の内容が是等の学匪共の影響を受けて、無垢の小学生までが禍されることは空恐ろしいことである。教員となるほどの人は大部分真面目な人であり、戦前よりの年輩の教員は殆んどすべて善良であって、日本の健全な中堅となるべき人々であるに相違ない。しかし若い人は、戦時中の艱苦と戦争の惨害と戦後の混乱に精神が動揺することは或程度まで脱れ難い。又利を追ふオポーチュニストも居る。しかし最も悪い者は特定の目的をもった外部からの指導者である。一定の目標と組織を持った少数は多数を支配する。教員組合の赤化はその標本である。
教員組合の代表が向鉢巻で大臣室を終夜占領したり、あらゆる産業の労働組合争議に参加したり、赤旗の下に反政府、反国家的の政治運動をしたり、教員としてまことに浅ましい行動をすることは、世界に類の無いことである。教員になる人は大体おとなしい人が多いと思ふが、いつまでも悪代表に引廻されたり、恐ろしい目的を持つ外部の指導者に影響されてをることはあまりにも情けないことである。
 戦前の教育界の求めた指導者若くは講演者は広く一流の学者又は社会的に定評のある一流の人物であった。然るに現在の教員組合が学匪を中心とした偏向的特定人物に指導されてをることは誠に危険なことである。
 教員組合の今後の在方こそ、日本の二世及び三世を造る幼い人々の人格の在り方を左右するものであると思ふ。現状の教員組合はその頭部の策動により、日本及び少年を破壊する最も恐ろしき存在である。
<引用終わり>

by ferreira_c | 2019-03-01 08:07 | 歴史 | Comments(0)
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blogに名を借りたほぼ月記。軍学者兵頭二十八に私淑するエンジニア。さる業界所属ゆえにフェレイラと名乗る。

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